グローバル人材とダイバーシティ社会の最前線Part3 ~海外人材がもっと活躍出来るように~
更新日:7月8日
前回に引き続き、多文化共生社会の最前線Part3!
前回ご紹介した清藤さんと同じ部署で働く、武内さんへのインタビューをご紹介いたします。
ミャンマーの方とペアを組んで、面接などの採用に関わる業務をしている武内さん。
インタビューした3名の内、唯一の女性ならではの目線からも海外の方とのコミュニケーションのコツをお伝えします!
〈オンライン面接で武内さん(右)の通訳をしている様子〉
【日本での仕事に馴染めるよう丁寧なコミュニケーションで築く信頼関係】 武内さん
現在、ミャンマー人・ベトナム人・中国人の方と同じ部署で、営業、寮のサポート・ビザ更新などの業務や課全体のマネジメント業務等を行っている。
武内さんは、採用業務に携わり約3年。
現在は、ミャンマー・ベトナム人の西日本エリアの採用~入社のフォローまでを担当している。
海外の方と一緒に働いて、日本人特有のニュアンスで伝える部分や雰囲気で察する部分が伝わらないと感じるが、分からないことはひとつひとつ確認してくれる為、着実に業務が進められている。確実にお互いの認識を合わせることが大切なのだと言う。
「はっきりと言葉にして伝え、言葉にしたことを形に残すことも大切」と、相手をよく見て普段からたくさんコミュニケーションをとる彼女だからこそ感じるポイントを教えてくれた。
例えば、選考を行う中で、面接で話した内容を「聞いてないよ」という人も多い為、都度確認をしながら進めているが、実際は、「あれ?言ったような・・」となることも苦労することのひとつ。
また、応募者の方が実際に入社された後も、“思っていた仕事と違う”という気持ちを、「ここ変えられませんか?」と相談してくる等、対応しようとしてしまうところもあるのだとか。だが、仕事を頑張ろうという気持ちはとても高く、とても一生懸命に働いてくれているので、本当にいつも感謝している。
海外の方が面接や入社手続きの中で、応募者に寄り添い過ぎてしまうという点においては、インタビューした3名とも同じことを感じていた。
最後に・・・海外人材を採用しようとしている企業の方へ
海外の方は、日本で働いたお給料の半分以上を家族に仕送りをする等、家族の為に本当に真面目に一生懸命働いてくれる方が多いです。
日本人に一生懸命話しかけて、仲間と協力する姿勢や協調性が強く、ひとつの目標に対してみんなで達成しようとする姿は、私たち日本人も見習うべきところに感じます。
また、日本で経験を積みたい方や目標を持って働いている方が多く、すごく向上心があるので、仕事に対するやる気もとても高いです。
ですが、日本人以上に細かいところもあり、主張もはっきりしてくるので、トラブルを防ぐためにも、ルールをしっかり定めておくとお互いより良く業務をしていただけます。
海外の方と働くことは、人手が増えるだけではなく、文化や環境の違いから、たくさんのことを気づかせてくれる面もある為、採用するメリットは多いのではないでしょうか。
面接等でお話する際には、一言でも面接者の母国の言葉を覚えておくと緊張がほぐれ雰囲気も和らぐのでおすすめですよ!
〈普段からとても明るい職場です(笑)〉
今回の記事を通して、外国人と一緒に働くことのについて少しでも伝わりましたでしょうか。
これから海外人材を採用しようとされている方々の不安や心配が少しでも和らぐことが出来ましたら幸いです。
海外人材の採用に興味のある方は、テクノスマイルがサポートいたしますので、是非海外人材の採用を検討してみて下さい。