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世界人口ランキング第4位の国インドネシア ~インドネシア人材のこれだけは押さえておきたい5つの特徴~

更新日:7月10日


外国人従業員の退職に悩む企業が見落としがちな5つの視点


1) 礼儀正しい

相手を尊重し、礼儀正しい態度を大切にします。挨拶やお辞儀などの行動が一般的であり、敬意を示すことが重視されます。

2) 社交的

社交的で友好的な傾向があり、基本的に楽観的でポジティブな性格の人が多いようです。また、相互扶助の意識が強く、心遣いができると言われています。

3)人のミスを責めない

小さいころから叱られ慣れておらず、人のミスを責めない環境で育ったインドネシア人は、人前で注意を受けると侮辱されたと捉える傾向にあります。ただ、誰でも人前で叱られることは嫌がりますよね。

仮に、仕事に関して注意しなければならないことがあったときは、人前ではなく個別に、そして感情的にならずに的確に伝えることが大切だと言われています。


4)時間の感覚がルーズ

インドネシアには「ゴム時間(Jam Karet)」という言葉があります。「時間はゴムの様に伸び縮みする」という意味で、約束や予定の時間に対する柔軟な態度を指すのだそうです。こういった時間感覚を持つインドネシア人とのビジネスにおいては、約束の時間に間に合わないなどのトラブルが多く起こるとも言われています。当然日本は、『時間厳守』の国であることから、時間を守ることはビジネスの基本であると事前に指導し、理解をしてもらうことが大事です。


5)イスラム教を信仰

インドネシアはイスラム教が最も広く信仰(人口の約87%)されている国です。そのため、礼拝に対する配慮(礼拝場所や休憩時間)が必要となります。また、ハラル認証(宗教と食品衛生の専門家が検査をし、イスラム法によって「許されたもの」かどうかを保証する制度)を受けた食べ物しか食べない方や、女性の中ではヒジャブ(頭部を覆い、髪を隠すスカーフやヘッドカバー)を着けられる方がいらっしゃるため、食べ物や服装に対する配慮も必要です。一般的にイスラム教は戒律が厳しいというイメージがありますが、インドネシアのイスラム教は、社会状況や個人の事情、地域の文化や習慣などと折り合いをつけながら柔軟性をもって信仰されているため、比較的寛容だと言われています。そのため、例えば礼拝に関しては日本の文化や就業先に合わせて可能な範囲で行うなど柔軟な対応をされる方が多くいらっしゃるようです。



イスラム教や礼拝時間についての理解を深めるために、会社側が日本人スタッフへ事前教育をするなど、働きやすい職場環境の提供を実践している会社が増えています。日本でも多様性への理解がどんどん進むといいですね。



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