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外国人と働く上で知っておきたい宗教の多様性 “イスラム教の食事への配慮”

更新日:7月12日


外国人従業員の退職に悩む企業が見落としがちな5つの視点


1) 豚肉を食べない

イスラム教では聖典(コーラン)やハディース(預言者ムハンマドの言行録)の教えで豚肉を食べることが禁じられています。これは、豚肉がイスラム教において不浄なものであることに由来しているのですが、豚肉そのものだけでなく、加工品であるハムやソーセージ、またラードも禁止されるものに含まれるため、使用する際には配慮が必要です。

2) お酒を飲まない

お酒の摂取も聖典で禁じられているため、職場での交流会等でお酒を勧めることは NGです。厳密には料理酒やみりんもアルコールに該当するため、調理法にも注意が必要です。

日本に来てビールを飲む方もいるようですが、母国でも同じことをすると、周りに良く思われず、恥ずかしい思いをすることになるのだそうです。

3)ハラルミート

豚肉は禁じられていますが、牛や鶏、羊などはイスラム法に則った屠殺法で処理された物であれば食べても良いことになっています。これを「ハラルミート」といい、日本にも「ハラル認証」を持つお店が少しずつ増えています。

ある日本の会社では、イスラム教徒の方のために食堂のメニューにハラル認証メニューを追加したなんて会社もあります。


4)ラマダン(断食月)について

イスラム教では、年に 1 回ラマダン(断食月)という行事を行います。その期間中の 1 ヶ月間、日が出ている時間には一切の飲食が禁止されているため、無理に食事を勧めることは出来ません。ただし、日が沈んでいる間は飲食が可能です。

雰囲気としては日本の「お盆」に近い行事のようです。町や村では特別な雰囲気が広がり、夜にはモスクや家庭の周りで祈りが行われ、イスラム教徒は集まって一緒に食事を楽しみます。また、夜市や屋台が盛り上がり、特別なラマダン料理やスイーツが提供されます。


5)宗派ごとに違いがある

仏教と同じようにイスラム教も細かい宗派に分かれています。宗派によっても、また個人の考え方によっても前述した内容との違いがあるため、上記4つの点については個人差があると言われています。



現地の方に言わせると、


『現地を離れたら関係ない』

『日本に来たら日本に合わせる』


など割と柔軟に対応される方も多く見られることも。

事前に本人に確認されることをお勧めします。


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