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ミャンマーについてもっと知ろう

更新日:7月8日


外国人従業員の退職に悩む企業が見落としがちな5つの視点

日本での活躍が期待できるミャンマーからの人材


1)国民性

インドシナ半島の西側にあるミャンマーは、深い信仰心を持つ仏教徒が多く、善行を行うことが現世における福徳に直結すると考えられている、とても信心深い人の多い国です。そのため、人々は施しや分け与えることに重点を置き、親切や協力的な性格を持ちます。また、ケンカやトラブルを好まず、困っている人を助けるために努める姿勢が見られます。比較的日本人に似た性格を持っていると言われることも多く、状況に合わせて柔軟に対応し、自己中心的な態度を避けるため、円滑なコミュニケーションをとることが期待できます。

2)海外への就労を希望する背景

2011年に民政移管するまで長い間軍事政権にあったため、海外との貿易もなく、経済成長が止まっている状態でした。

また最近(2021年以降)の情勢不安もあり、余計に仕事も収入も少ない中、「家族のためにお金を稼ぎたい」「もっとスキルアップしたい」という思いで、多くの若者が給料の高い海外へ働きに出る傾向にあり、特に日本のアニメやキャラクターが人気で、日本文化への憧れや親しみを持つ親日国でもあることから、日本での就労を希望する人が多いようです。

現在でも平均年収は13万円。 日本の高卒の初任給(1か月)よりも低い金額です。

3)言葉の壁

外国人が日本で仕事をする上での、一番の課題は言葉の壁。

日本人が学校で習っても英語を話すのが苦手なように、外国人が日本語の習得に苦戦するのは当然のことです。

そんな中、ミャンマーの母国語である「ビルマ語」の文法は、主語・述語の並び順で日本語と同じなので、単語を覚えると他の国の言葉より比較的早く意思の疎通が出来るようになります。

しかも勤勉で向上心の強い国民性でもあるため、日本語の上達スピードも速いと言われています。


4)若者が中心の国、ミャンマー

ミャンマーの平均年齢は29歳(2020年)。日本の48.4歳(2020年)と異なり、若年層が中心の国です。

現在の学校教育では、高校生の時に受ける共通テスト(セーダン試験)の成績順に優秀な大学、学部に割り振られるという仕組みになっており、若い人たちが「本当に学びたいことや自分の才能を開花させる機会」を与えられずにあふれているという現状があるのです。



彼らのやる気や資質を正当に評価して、もっとミャンマーの人たちから選んでもらえる国になることが、現在多くの企業が抱えている人手不足解消の鍵になるかもしれません。



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