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「」に対する検索結果が26件見つかりました

  • グローバル人材とダイバーシティ社会の最前線Part3 ~海外人材がもっと活躍出来るように~

    前回に引き続き、多文化共生社会の最前線Part3! 前回ご紹介した清藤さんと同じ部署で働く、武内さんへのインタビューをご紹介いたします。 ミャンマーの方とペアを組んで、面接などの採用に関わる業務をしている武内さん。 インタビューした3名の内、唯一の女性ならではの目線からも海外の方とのコミュニケーションのコツをお伝えします! 〈オンライン面接で武内さん(右)の通訳をしている様子〉 【日本での仕事に馴染めるよう丁寧なコミュニケーションで築く信頼関係】 武内さん 現在、ミャンマー人・ベトナム人・中国人の方と同じ部署で、営業、寮のサポート・ビザ更新などの業務や課全体のマネジメント業務等を行っている。 武内さんは、採用業務に携わり約3年。 現在は、ミャンマー・ベトナム人の西日本エリアの採用~入社のフォローまでを担当している。 海外の方と一緒に働いて、日本人特有のニュアンスで伝える部分や雰囲気で察する部分が伝わらないと感じるが、分からないことはひとつひとつ確認してくれる為、着実に業務が進められている。確実にお互いの認識を合わせることが大切なのだと言う。 「はっきりと言葉にして伝え、言葉にしたことを形に残すことも大切」と、相手をよく見て普段からたくさんコミュニケーションをとる彼女だからこそ感じるポイントを教えてくれた。 例えば、選考を行う中で、面接で話した内容を「聞いてないよ」という人も多い為、都度確認をしながら進めているが、実際は、「あれ?言ったような・・」となることも苦労することのひとつ。  また、応募者の方が実際に入社された後も、“思っていた仕事と違う”という気持ちを、「ここ変えられませんか?」と相談してくる等、対応しようとしてしまうところもあるのだとか。 だが、仕事を頑張ろうという気持ちはとても高く、とても一生懸命に働いてくれているので、本当にいつも感謝している。 海外の方が面接や入社手続きの中で、応募者に寄り添い過ぎてしまうという点においては、インタビューした3名とも同じことを感じていた。 最後に・・・海外人材を採用しようとしている企業の方へ 海外の方は、日本で働いたお給料の半分以上を家族に仕送りをする等、家族の為に本当に真面目に一生懸命働いてくれる方が多いです。 日本人に一生懸命話しかけて、仲間と協力する姿勢や協調性が強く、ひとつの目標に対してみんなで達成しようとする姿は、私たち日本人も見習うべきところに感じます。 また、日本で経験を積みたい方や目標を持って働いている方が多く、すごく向上心があるので、仕事に対するやる気もとても高いです。 ですが、日本人以上に細かいところもあり、主張もはっきりしてくるので、トラブルを防ぐためにも、ルールをしっかり定めておくとお互いより良く業務をしていただけます。 海外の方と働くことは、人手が増えるだけではなく、文化や環境の違いから、たくさんのことを気づかせてくれる面もある為、採用するメリットは多いのではないでしょうか。 面接等でお話する際には、一言でも面接者の母国の言葉を覚えておくと緊張がほぐれ雰囲気も和らぐのでおすすめですよ! 〈普段からとても明るい職場です(笑)〉 今回の記事を通して、外国人と一緒に働くことのについて少しでも伝わりましたでしょうか。 これから海外人材を採用しようとされている方々の不安や心配が少しでも和らぐことが出来ましたら幸いです。 海外人材の採用に興味のある方は、テクノスマイルがサポートいたしますので、是非海外人材の採用を検討してみて下さい。

  • グローバル人材とダイバーシティ社会の最前線Part2 ~海外人材がもっと活躍出来るように~

    こんにちは!テクノスマイル 広報です。 前回に引き続き、多文化共生社会の最前線Part2! 6名の海外の方と一緒に働き、採用業務やマネジメントを行う清藤さんへのインタビューをご紹介いたします。 〈清藤さん(中央)が海外の方に教育している様子〉 【多様性の豊かさを拓く日本と海外の懸け橋】 清藤さん 現在、ミャンマー人・ベトナム人・中国人の方と同じ部署で、ミャンマー人・ベトナム人採用における採用企画、採用業務及び課全体のマネジメント業務を行っている。 海外の方と一緒に働いてみて、率直に色々な国の人と関われるのでとても楽しい!とのこと。  また、「考え方が様々で日本人とは違う発想があることが面白い。 彼ら・彼女らは常に勉強しているので、とても刺激になる」と語ってくれた。 面接の中では、海外の方が担当する「通訳」が正確に訳されているか分からないので、お互いに確認しながら進めている。 自分の意見をはっきり言ってくれるので分かりやすいが、はっきりし過ぎていて、日本人の話を受け入れてもらえないという苦労もあるとのこと。 だが、日本人とは違う感性を持っているからこそお互いの違いに気づくことができ、良さを分かりあうことが出来るのだと日々感じているという。 今回は、6名の海外の方と一緒に働き採用業務を行う清藤さんにお話を聞きました。採用業務における、苦労や悩みが少しでも伝わりましたでしょうか。 次回は、清藤さんと同じ部署で働く武内さんへのインタビューをご紹介しますのでお楽しみに!

  • グローバル人材とダイバーシティ社会の最前線Part1 ~海外人材がもっと活躍出来るように~

    こんにちは!テクノスマイル 広報です。 人手不足で海外人材の雇用に目が向けられている今、実際にテクノスマイルで海外の方と働く日本人にインタビューしました。 テクノスマイルのグローバル人材事業部では、オフィスで常にミャンマー語・英語などの外国語が飛び交っています。 海外人材の採用に悩まれている方や「実際一緒に働くとどうなの?」という疑問にお答えするべく、ご紹介いたします。 今回から3回に亘ってお届けしますので最後までお見逃しなく! 〈多国籍のスタッフがいるからこそ多様な意見が飛び交います〉 【企業とアジアの若者をつなぐ、日々課題に奔走する第一人者】 中野さん 現在、ミャンマー人・ベトナム人・中国人の方と同じ部署で、営業、寮のサポート・ビザ更新などの業務や課全体のマネジメント業務等を行っている。 海外の方と一緒に働いてみて、国籍が違うから困ることは特に無いという。 日本の方でも同じだが、言われたことだけを真面目に取り組む方が多いので、こちら(日本人)から気にかける等の配慮が必要だと感じることもある。 だが、本当に一生懸命真面目に働いているのでとてもありがたいとのこと。 教育する上では、説明した後、「大丈夫です、はい、分かりました」と相槌のように言う方が多く、どの程度理解しているか分からない時もある為、「何か分からないことはあった?」・「どういうところが分からなかった?」という聞き方をするように気を付け、例え話を交えながら理解しやすいように説明をする等、工夫している。 海外の方は、自分と同じ国出身の応募者がいる際、“母国愛”なのか、“何とかしてあげたい”という気持ちから、応募者に寄り添い過ぎた対応をしてしまうこともあるとのこと。 また、会社内では、日常的に母国語同士での会話が行われる為、間違った情報で会話をしていても気づくことができないことや、会話に参加していない人が何を話しているか気になってしまうこともあるという。 〈中野さん(中央)が海外の方に教育している様子〉 昼食時にはお弁当を持参している為、アジア独特のスパイシーな香りが部屋中に広がり、まるで屋台に来たような感覚を覚えることもある。 私もお昼の時間にここの部署に行くと、スパイシーな香りを感じ、食欲をそそられるので、実際にどんなお弁当を持ってきているのか見せてもらった。 〈ミャンマーの方々の昼食(お弁当)〉 写真は、ミャンマーの方が実際に昼食として持ってきているお弁当。 右の写真はミャンマーの伝統料理「 モヒンガー 」。 魚介のスープとスパイシーで刺激のある香りが食欲をそそる。 左の写真はそれぞれミャンマーのスパイスや香辛料が使われた味付けのお料理を入れており、中にはミャンマーでも有名な「ひよこ豆」を使った天ぷらも。(右側卵焼き下)食べてみたいなあ。 実際に海外の方と一緒に働くと、考え方や感覚が違うからこそ気づかされることが多く、異なる文化や環境の方と一緒に働くことで日々たくさんのことを学ばせてもらっている。 困りごとを仲間と協力して解決していく姿は日本人である私たちも見習いたいと語ってくれた。 今回は、5人の海外の方と同じ部署で営業として働く中野さんへのインタビューをご紹介しました。 昼食の様子等、日本では感じることのできない雰囲気を少しでも感じられましたでしょうか。 次回、6人の海外の方と働き、採用業務やマネジメントを行う清藤さんに聞いたお話をご紹介いたしますのでお楽しみに!

  • 特定技能特集 ~押さえておきたい特定技能制度のポイント~

    1)特定技能制度とは 2019年4月に新設された、日本で働く外国の方に対して新たに設けられた在留資格制度の一つです。 特に労働力不足が深刻な業種において、一定の技能と日本語能力を有する外国の方を受け入れることで、日本の産業や経済を活性化させることを目的としています。 2)特定技能制度の特徴 特定技能には、特定技能1号と特定技能2号の2種類があり、1号は12分野、2号は介護分野を除く11分野が指定されています。違いは以下の通りです。 3)特定技能在留外国人数の推移 特定技能制度が始まった2019年(令和元年)4月からしばらくは、特定技能外国人の人数は低位安定という推移でしたが、2020年(令和2年)3月以降は、3か月ごとに1.5~2倍の増加傾向に転じていて、それ以降は特定技能人材の受け入れが大幅に増加していることが分かります。 分野別に見ると、飲食料品製造業(53,282人)、素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業(35,641人)、介護(21,915人)、国籍・地域別では、ベトナム(97,485人)、インドネシア(25,337人)、フィリピン(17,660人)の順に増加傾向にあるのが特徴です。 ※出入国在留管理庁資料より※ 特定技能在留外国人数の公表(出入国在留管理庁HPより) 4) 特定技能1号 分野別在留外国人数 特定技能1号在留外国人数 (令和5年6月末現在) 特定技能制度は、政府によって新たに4分野(自動車運送業、鉄道、林業、木材産業)の追加が検討されています。 2019年の対象分野が拡大されるのは特定技能制度創設以来です。 2024年4月からは働き方改革の一環として、トラックドライバーの時間外労働に年間960時間の上限が課されるため、労働力不足は深刻さを増してきます。 2024年問題を抱える日本にとって、今後ますます期待される制度と言えるのかもしれません。

  • 日本で働くって実際どう? ~テクノスマイルで働くミャンマー人の“生の声”を聞いてみた!~

    こんにちは!テクノスマイル広報です。 今回は、テクノスマイルで働くミャンマー人に、「日本にどのような希望を抱いてやってきたのか」や仕事について、日本での生活についての本音を聞いてみました。 〔仕事中の様子〕 スヤダナアウンさん(左の写真手前) -日本に憧れ、日本で目標を叶えたい- ミャンマーのモン州にあるムドン出身。 ヤンゴンから車で約6時間の距離に位置し、タイにも近く、若者がお年寄りを助ける風土があるとされる温かい街。 彼女は日本のアニメや文化に憧れ、日本に来たという。 初めて訪れた時は驚きと感動が絶えなかった。 例えば、ミャンマーでは車のクラクションや交通整備の声、そして交通量の多さなどで非常に賑やかだが、日本は静か。 また、街や道路にゴミがなく、とても清潔であることにも驚いた。 特に、道に迷って家に帰れなくなった際、助けてもらった経験は忘れられないという。 日本人の優しさに感銘を受けたのだそう。 ス ヤダナアウンさんはテクノスマイルに入社して約1ヶ月。 現在は、外国人の採用をサポートするグローバル人材事業部門で「会社説明・面接時の通訳、採用募集に関する翻訳業務等」を担当している。 業務の中で分からないことがあればすぐに質問し、その場で解決しているという。 日本人の教え方は優しく、丁寧であると感じている。 また、自ら仕事の進め方を上司に提案するなど、熱心な姿勢を持っている。 今後は通訳や募集業務をはじめ、様々な仕事を経験し業務の幅を広げたいとのこと。 また、将来の目標として、更に日本語を勉強して日本語能力試験N1に合格。 更に「永住権を取得して、ミャンマーと日本の懸け橋となるような会社を創りたい」という熱い想いを語ってくれた。 具体的な目標に向かって力強く突き進んでいる姿に、彼女のパワーを強く感じた。 将来の目標が叶えられるよう、応援していきたい。 エト タ ミントさん(右の写真右手前) -日本で働き続け、人の支えになる- ミャンマーのヤンゴン出身で、日本に来て約18年。 先に日本にいたお兄様からアニメやディズニー等について教えてもらい日本に興味を持った。 そこから日本語を勉強して日本語能力試験N4に合格して日本に来た。 初めて日本に来た時は、ミャンマーとの違いに驚いたそう。 日本人が当たり前に利用している電車も、ミャンマーでは日常生活で使うことはなく、最初は乗り方に苦労したとか。 仕事では、2017年に「工場での通訳・翻訳業務」で入社し、現在は「面接・配属時の通訳、採用募集に関する翻訳業務」を担当している。 入社して約7年、多くの方からの問い合わせに対応する中で、1人1人に合った対応が難しいときもあるが、常に上司に報告・相談しながら解決していると話してくれた。 日々の仕事は大変だけど、応募者からの「ありがとう」はとても嬉しいと感じるとのこと。 今後は、「新人に業務を教えながら、人の支えになりたい。また、現在はおなかにいる新しい生命の為にも仕事を頑張りたい」と力強く語った。 2人とも、テクノスマイルでの仕事も私生活も充実していて、『これからも日本での生活が楽しみ』と笑顔で語っていました。 これからも、テクノスマイルの一員として働きながら、より多くの日本の良さを感じてもらえると嬉しいものです。

  • 夢を抱いてやってきたミャンマーの若者たち ~入国後講習に潜入取材~Part2

    こんにちは!テクノスマイル 広報です。 今回、テクノスマイルグループである(株)POHが運営する研修施設「東海研修所安城」に潜入・密着インタビューをしました。 そこでは、日本へ夢や希望をもって入国した海外の若者が、日本での生活に困らないよう、日本語や日本のルールやマナーを学ぶため、約1ヶ月間、生活をしています。 今回は、ミャンマーから来た若者に、これからの日本での生活について様々な質問をしてきました。 彼らの夢に溢れたインタビューをご紹介します。 スワンテッアウンさん (写真中央) –ずっと日本で働き、日本人になるのが夢- アニメ(ワンピース・ナルト・進撃の巨人)が好きで日本にやってきたスワンテッアウンさん。 日本人はすごくまじめで厳しい印象を持った。 約一ヶ月間の研修所での生活を通して、研修所内の厳しいルールがより一層、そう感じたのかもしれない。 ミャンマーではバイクで旅行をするのが好きだったそうで、これから富士山や京都等たくさんの場所に行ってみたいとのこと。 日本ならではの文化に触れ、ミャンマーにはない日本の四季を感じてもらいたい。 スワンテッアウンさんは将来、日本で働き続け、永住権を取得するという形で日本人になるのが夢。 日本をもっと好きになってもらい、ぜひ日本人になる目標を叶えてもらいたい。 タンジトンさん (写真左) -夢はお寿司屋さん、そしてミュージシャンにもなりたい- タンジトンさんは、お寿司屋さんで働き、ミュージシャンになりたいという夢を持ち、日本へやってきた。 ミャンマーは戦争があり危険で、仕事も少ないのだそう。 初めて日本に来て、スワンテッアウンさんと同じように、日本人は真面目で厳しい印象を持ったとのこと。 ただ、「厳しいからこそいい国になっているのでは?」とも話してくれた。 タンジトンさんはお料理が大好きで、日本食の中ではお寿司が大好きとのこと。 将来お寿司屋さんで板前になるのが夢。 日本の食文化・ポップカルチャーに影響を受けたアジアの二刀流の活躍に期待が尽きない。 チョージンリンさん (写真右) - 日本でミャンマー料理店を開きたい - チョージンリンさんは、経済的に豊かで、技術や文化が魅力的だから日本に来たと、日本の魅力を語ってくれた。 日本人の印象としては、真面目で厳しく、そして笑顔がとてもハンサム。 そう語る彼もグッドスマイル。 将来は、日本でミャンマーの料理店を開くのが夢。 日本に来る前、よく料理を作って家族に振舞っていたそう。 特にミャンマーの伝統料理で「モヒンガー」という、ナマズのお出汁がベースのスープに米粉麺を入れた、日本でいうラーメンのようなお料理が大好評だったそう。 また、研修所でも料理係を努めていて、チョージンリンさんの作る料理は研修所のみんなに大人気。 そんなおいしいお料理、ぜひ食べてみたい。 将来は、そんな素敵な笑顔の料理人になる姿が目に浮かぶ。 日本に来た理由は様々ですが、3人とも素敵な笑顔でユーモアに溢れ、目をキラキラと輝かせて、将来について話してくれたことがとても印象的でした。 約1ヶ月間の研修を経て、日本語の上達はもとよりこれからの日本の生活に少しでも役に立つことを学べたのではないでしょうか。 彼らの未来が輝かしいものになることを願い、そして、いつか3人の見る夢が叶えられるよう、陰ながら応援しています。

  • アジア最大9か国の海外人材が集積<入国後講習とは?> ~入国後講習に潜入取材~Part1

    こんにちはテクノスマイル広報です! 弊社グループ会社である(株)POH(ピーオーエイチ)の東海研修所安城を訪問し、入国後講習の様子を見せていただきました。 今回はその時の様子を含め入国後講習についてお伝えいたします。 1)入国後講習とは 入国後講習とは、日本語講習・日本の生活習慣やルール・マナーについての指導など、配属先での実習が円滑に進むよう設けられた準備期間のことです。 来日した実習生がスムーズに実習を行えるよう、入国してから約1ヶ月間様々な研修や講習を行い、終了後は各企業へ配属となります。 (株)POHでは、毎日のように受け入れ(入国)が行われています。 訪問した日(11/17)も、当日に2名(ミャンマー)の実習生が入ってきたばかり、という状況でした。 実習生の皆さんに安心して日本に入国いただけるよう、受け入れの際はスタッフが車で空港に迎えに行き、一緒に研修所へ移動します。 東海研修所安城には常時70~80名の実習生が在籍していて、皆で協力しながら約1か月間、研修所生活を送っています。 入国後講習の実施時間数については、技能実習1年目の活動予定時間の1/6以上講習を実施することが必須とされていて、その多くを日本語教育を占めています。 2)入国後講習で実施する講習内容 ①「日本語教育」 自己紹介、手伝いやお願いの仕方、相談、アドバイスなど、実際に日本で遭遇することを想定した日本語コミュニケーションの練習をします。 ②「生活一般に関する知識」 日本の交通ルールや公共交通機関の利用方法、ごみ出しのルール、自然災害や感染症に対する備えなど、居住する地域のルールや必要な情報の集め方を丁寧に教えています。 ③「法的保護講習」 技能実習法、入管法、労働関係法令、社会保険などの講習を行います。 (株)POHでは、講習期間中の一日を終日、社労士による法定教育の日としています。 ④「日本での円滑な技能等の修得等に資する知識」 実習生が配属先の業務内容を具体的に理解できるよう、安全衛生教育を行っています。 日本語講習では講師用のトークスクリプトがあって、誰が講師を務めても一定の学習レベルが保てるよう、工夫がされているとのことでした。 実習生がノートに書きこむタイミングまで、細かく決められているそうですよ。 自転車講習や消防講習は、警察や消防の方のご協力のもと、講習が行われています。 病気やケガの際は、どう具合が悪いのか上手く説明できないことも多く、講師の方も苦労される部分なんだとか。実習生にとってドキドキ、ズキズキなど、日本特有のオノマトペの表現は理解するのが難しいようです。

  • まだまだ少ない?外国人の介護福祉士

    - 期待される在留資格「介護」とは - 1)在留資格「介護」とは 在留資格「介護」は、介護福祉士の資格取得が条件となっている制度で、2017年 9月に創設されました。 現在日本では、外国の方が日本で介護職員として働くために4つの制度(在留資格「介護」、EPAに基づく外国人介護福祉士候補、技能実習、特定技能)を設けていますが、そのうち在留資格「介護」は、介護の実務だけでなく学問としても体系的に学んでいることから、専門職としての活躍が期待される制度です。 また、特定技能の日本語能力の目安がN4(※)であることに対し、在留資格「介護」は日本語能力N2(※)相当と日本語能力が高く、介護関連施設での実務経験者も多いため、即戦力になります。 介護福祉士の資格を持っているのは、4つの制度のうち在留資格「介護」のみで、ほかの3つの在留資格ではできない訪問系サービスも唯一可能です。 なお、在留資格「介護」を持つ外国の方を雇用する場合は、フルタイムの正社員採用が基本となります。 ※日本語能力試験はN1~N5と5つのレベルがあり、N1が最も難しい 2)認められる業務 介護者の体に直接触れて行う「身体介助」、家事全般の手伝いを実施する「生活援助」、要介護者家族への介護指導や介護用具の使用方法の説明など、介護全般の業務が可能です。 技能実習や特定技能がサービス付き高齢者住宅、住宅型老人ホームなどの訪問系業務を担当できないのに対し、在留資格「介護」は介護福祉士の資格を持っているため、サービス種別に就労制限はありません。 3)在留期間 在留資格「介護」の認定を受けると在留期間更新に回数制限はありませんので、⾧く日本で働くことができます。 また、在留資格「家族滞在」を取得すれば、配偶者と子の帯同も認められることから、在留資格「介護」の資格を取って、一刻も早く家族を日本に呼びたいという方が、今後ますます増えてくると予想されています。 在留資格「介護」は、雇用する介護事業者、日本で介護職員として働く外国の方、双方にとって大変メリットのある制度ですが、2017年9月に新設されたばかりの制度であることなどから該当人数がまだまだ少なく(2022 年度約 6,900 名) 、採用の競争率が高いのが現状です。 そのため、技能実習や特定技能から人材を育てて、介護福祉士の試験に受かるまでサポートするというのも一つの方法です。 現在、介護業界は慢性的な人材不足で、良い人材はいつ転職されてしまうか分からない状況です。 雇用する介護事業者に求められるのは、受け入れる人材を一時的な労働力として見るのではなく、⾧い目で見守りながら人を育てる姿勢なのかもしれません。

  • 介護福祉士合格 -異国の風が運んだ夢-

    日本の介護への情熱、インドネシアからの優しい風 こんにちはテクノスマイル広報です! 私たちテクノスマイルグループでは彼女たちの日本語検定取得にJ-HOL(オンライン教育)と生活サポートを通じて応援してまいりました。 今回ご紹介するインドネシアの青年たちの物語は、日本での挑戦と希望にあふれています。 インドネシアから来日した3人の日本語と仕事に対する泣き笑いの奮闘、そして現在の想いをつづります。 1. タンティ ソポア ヌルチャヤティさん - ずっと日本で働き学びたい 医療法人社団晃進会の川崎みどりの病院で働くタンティ ソポア ヌルチャヤティさんは、長い間日本で働くことを夢見てきました。 今回の国家試験の合格は、在留資格を「介護」に切り替える大切な一歩。 就労年数の心配はなくなり、日本での長期滞在が可能になり、夢への一歩を踏み出しました。 今回の合格は、まだまだ夢の途中ですよと。 「次はN1試験を目指して、頑張ります。」力強くそして優しいまなざしで語ってくれました。 2. マチェビャ ノヴィタ パダンさん - 理論と実践の結びつきを強く実感 医療法人社団三医会の鶴川リハビリテーション病院の一員、マチェビャ ノヴィタ パダンさん。 彼女の夢は、実践力を習得した今、改めて理論的な知識を修得すること。 過去問や練習問題の中にある難しい言葉に苦労しましたが、その努力は実りました。 「介護福祉士試験に合格したことが驚きであり、嬉しいです。今後、在留資格「介護」への切り替えをし、日本で介護福祉士として働き続けたいです。」 ひと言、ひと言を丁寧に話してくれました。 3. ハルタティさん - 新たな冒険へ 株式会社豊田ほっとかんで働くハルタティさん。 新しいことを学ぶことへの情熱を胸に、介護福祉士の道を選びました。 彼女は独力で勉強を重ね、豊田市が開催する勉強会にも参加してきました。 各単元の要約や過去問に取り組み、試験合格の壁を乗り越えました。 「試験に合格することができてとてもうれしく、これまで努力してきた成果が報われたと感じており、今後はより責任を持って仕事に取り組みたい」と自信ある眼差しが印象的でした。 彼女たちの努力と夢への前進は、支援してきた私たちに希望をだけでなく社会を明るくしてくれるそんな気がします。 異国の地で介護福祉士として未来を築きたいという彼女たちの情熱は、新しい異文化交流を生み出し、共生社会の実現の追い風となることが期待されます。

  • インド特集その④『人材編』

    世界で輝くインド人CEO -グローバル人材を育む4つの視点- 1) 教育環境 インドはカースト制が無くなったとは言うものの、一部地域ではいまだに根強く残っていることもあり、職業選択の自由が制限されているとも言われています。 しかし、IT産業は新しい分野であるためカースト制の縛りを受けません。 そのためインドの親たちは、自身の努力と能力で未来を切り開く機会を与えようと、子供たちに高度な教育を受けさせる傾向にあるようです。 また、世界人口ランキング1位となるインドは、人口の多さから競争が激しい国でもあります。 受験や就職活動は熾烈で、インド最難関のインド工科大学(IIT)の入試倍率は100倍を超えるとも言われております。 インド国内だけでなく優秀な学生が世界中からインドに集まっており、ますます熾烈な競争が強いられています。 2) 教育手法 インドの教育は、情報を詰め込むだけでなく、創造性や問題解決能力が身につくように設計されています。 例えば数学においては、19×19のかけ算まで暗記させるなどの暗算教育や、様々な計算方法を組み合わせて合理的かつ簡単に答えを導き出すことを重視する、柔軟性を鍛える教育が行われています。 3) 多様性と異文化への適応力 インドの特徴である、文化的、宗教的、言語的な多様性が、国際的な視野を養う上で強みとなっています。 インド人は異なる文化やバックグラウンドに対する理解力が高く、異文化の環境での適応能力に優れています。 国際的なチームワーク力や語学力が必要とされるグローバル展開において、グローバル人材として活躍できる不可欠な要素がすでに備わっています。 4)テクノロジー分野での強み インドは様々な分野で優れた人材を輩出していますが、特に工学系(IT含む)において優れた人材を輩出しており、多くの高度人材が世界中のテクノロジー企業で活躍しています。 工学系出身のインド人材が世界的なニーズにマッチしていて、特にアプリケーション開発からAI(人工知能)、クラウドといった領域にはめっぽう強く、世界中の企業から注目されています。 【世界をリードするインド出身CEOたち】 1)サンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)氏   -Google及びGoogleの親会社であるAlphabetのCEO インドのタミル・ナードゥ州出身。インド工科大学カラグプル校で金属工学の学士号を得た後渡米し、MBA等を取得。マッキンゼーを経て2004年にGoogleへ入社。Google Chromeなどのプロダクトマネジメントに携わったのち、2015年GoogleのCEO、2019年AlphabetのCEOに就任。 2)シャンタヌ・ナラヤン(Shantanu Narayen)氏 -AdobeのCEO インドのハイデラバード出身。オスマニア大学工学部卒。渡米後MBA等を取得。 卒業後、Appleに入社。2007年にAdobeのCEOに就任。 3)アービンド・クリシュナ(Arvind Krishna)氏 -IBMのCEO インドの北部ウッタラカンド州デラドゥン出身。インド工科大学カンプール校を卒業し、渡米後の1990年にIBMに入社。約3兆7千億円を投じたソフトウェア大手、レッドハットの買収を指揮。2020年にIBMのCEOに就任。 4)サティヤ・ナデラ(Satya Nadella)氏 -MicrosoftのCEO インドのハイデラバード出身。マニパル工科大学で学ぶ。シカゴ大学でMBAを取得。1992年にMicrosoftに入社。クラウドおよびエンタープライズ領域の製品開発に携わり、その後、様々な部門でリーダーシップのポジションを経験。2014年にMicrosoftのCEOに就任。 経済産業省によると、日本におけるIT人材は2030年最大で79万人不足するとの試算も出ていて、今後ますます海外人材活用の重要性は高まると予想されます。 工学系を専門とする優秀な学生が多いインド人材の活用は、日本が抱える人材不足の問題を解決する糸口になるのかもしれません。

  • インド特集その②『言語編』

    インドの言語は数えきれない? -多様性の国インドの言語事情- インドには、国内で約460前後もの言語があると言われていますが、一説には、方言を含めると1600を超えるとも。 正確な言語の数はインド人にも分からないのかもしれません。 数ある言語のうち、ヒンディー語を含む22言語がインド憲法で正式に認知されていて、公用語と準公用語として、ヒンディー語と英語の二言語の使用が定められています。 言語圏が違う方とはどちらかの言語で話をするため、コミュニケーションに困ることはないとか。 インドの紙幣も多数の言語圏に対応していて、ヒンドゥー語と英語の他に15の言語で記載されています。 1) ヒンディー語 主にインドの中部や北部で話されている、憲法に定められた公用語。 デリー首都圏でも公用語として使われています。 インドで最も多くの人に話されているものの、話せるのは全国民の4割にも満たないとか。 しかしながら、世界では中国語、英語に続いて3番目に多く話されている言語です。 中国を抜いて人口が世界一となるインド、ここでも人口の多さがうかがえますね。 2) ベンガル語 ベンガル語はインドの東部、特に西ベンガル州とトリプラ州で公用語として話されていて、バングラデシュの国語でもあります。 インド国内においてもヒンディー語に続いて2番目に多く話されている言語です。 1913年にアジア人初のノーベル賞を受賞した、詩人ラビンドラナート・タゴールはベンガル州(コルカタ)の出身で、インド国歌を作詞・作曲したことで有名です。 現在、インド国歌はヒンディー語で歌われていますが、元々はタゴールがベンガル語で作った作品なんですよ。 3) テルグ語 テルグ語はインドの南部、アンドラ・プラデーシュ州とテランガーナ州で主に話される言語であり、州の公用語です。 日本でも公開され話題となったインド映画「バーフバリ」や「RRR」はテルグ語の映画なんですよ。 16世紀に実在した南インドの王様クリシュナデーヴァラーヤは、「テルグ語が世界で一番美しい言語」と詩に残したとか。 そのためか、南インドの古典声楽にはテルグ語が多く使われています。 4) 英語 インドの公用語の一つ。法律文書や政府の公式文書、教育機関、ビジネス等において英語が使用されています。 また、インド国内で異なる地域の人々がコミュニケーションを取る際の共通語としても使われています。 英語は、過去のイギリスによる植民地支配下で行政、司法、教育の分野で使用されたことで急速に広まりました。 その後、国内で共通の言語が必要とされたことや、ビジネスにおける英語圏とのコミュニケーション手段としての役割など、複数の要因が組み合わさって公用語としての地位を確立しました。 5) タミル語 南インドのタミル・ナードゥ州やスリランカ北部および東部で主に使われています。 90年代に大ヒットした映画「ムトゥ踊るマハラジャ」は当時、日本でも注目されましたね。 ヒンディー語映画界は「ボリウッド映画」と呼ばれ、インド映画の代名詞になっていますが、それに対してタミル語映画界は「コリウッド映画」と呼ばれています。 また、タミル語には日本語との共通点もあって、基本母音が似ていたり、文法や文章構成の基本的な語順が一緒だったりするんですよ。 タミル語圏の方が日本語を話されると、非ネイティブの方特有の癖が無く、聞き取りやすいんだそうです。 多くの言語が共存するインドでは、公用語以外に出身地の言語を含めて3か国語を話す方もいて、ビジネスにおいては有利に働くこともあるとか。 インドの言語環境を理解することは、現地の歴史や文化、ビジネス環境への理解に繋がるのかもしれません。

  • 海外人材を活用する3つのメリットとは?

    1)人材不足の解消 海外の人材は、異なる国や文化で培った専門知識やスキルを持っています。国内の人材にこだわることなく海外の人材を採用することで、日本国内で不足している専門分野や高度な技術を持つ人材を補うことができます。 2)社内活性化 異なる背景や経験を持つ人材が集まることで、新たなアイデアや視点が生まれ、創造性やイノベーションが促進され、多様性を活かしたチーム作りが可能になります。当然、最初は言語の違いによる細かなニュアンスのずれや価値観の違いで、戸惑いやぶつかることなどはありますが、それによって多文化への対応力が身につくこととなり、社内に多様性が生まれます。 異なる視点からのアプローチや問題解決方法を取り入れることで、企業は新たな成果やビジネスチャンスを見つけることができます。 3)海外での事業展開の円滑化 海外の人材は、日本と異なる文化や言語に精通しています。海外の人材を採用することで、現地のパートナーや顧客と円滑なコミュニケーションをとって信頼関係を築くことができ、それによって海外のネットワーク構築のチャンスが期待できます。 また海外の人材は、現地の市場にも精通しており、地域のニーズやトレンドを把握しています。彼らの知識と経験を活かすことで、日本企業は海外の市場に適切な商品やサービスを提供し、競争力を高めることができます。 インターネットやソーシャルメディアの活用により、海外市場のニーズやトレンドを理解することはできるかもしれませんが、現地を知っている・理解している海外人材の強みを掛け合わせることで、さらなるビジネスチャンスが生まれる。ついそのような期待を持ちたくなりますね。

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