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「」に対する検索結果が26件見つかりました

  • 介護福祉士を志し、日本で未来を切り拓くミャンマーの若者たち Part1

    こんにちは!テクノスマイルの広報です。 今回、テクノスマイルグループである(株)POHが運営する研修施設「北九州研修所」に潜入し密着インタビューを行いました。 ミャンマーから来た彼女たちは何を思い日本へ来たか、リアルな声をお届けします。 〈インタビューの様子〉 ■ピューピューアウンさん(写真左) ピューピューアウンさんはミャンマー出身。 日本の安全さと、日本人の優しさに魅了されて日本で働こうと思ったのだそう。 彼女は介護福祉士を目指して日々勉強中! なぜ介護福祉士を目指しているのだろうか。 それはミャンマーで幼少期からおじいちゃん・おばあちゃんと一緒に暮らしており、中学に上がる頃からお世話をしてたことがきっかけとなった。 ご年配の方は豊富な知識を持っているので、様々な話を聞いたり会話をするのが楽しいから、もっともっとたくさん話を聞いて知識や知見を身に付けたいという熱心な一面を見せてくれた。 普段からたくさんのお話を聞いているからなのか、インタビューしている中でもボキャブラリーが豊富で、日本人である私も驚かされるほどであった。 ここ北九州研修所では、介護福祉士を目指す為のカリキュラムもあり、実際に介護の練習や、介護される側の体験も行っている。 詳しくは後のブログで紹介するので是非見てほしい。 彼女はこの講習を受け、実際に体におもりを付けてご年配の方や障がいのある方の模擬体験をしたり、目隠しをし、白杖(路面や周囲の情報を得て、障害物などから安全を確保するための棒)を持って目の不自由な状態を体験することで、「私たちが当たり前に行っている動作のひとつひとつが普段と違う感覚で、高齢者は本当に大変であることを実感した。 〈目が不自由な方の模擬体験の様子〉 そんな心優しく勉強熱心な彼女だが、日本に来て行きたい場所が「ディズニーランド」だという。 日本のディズニーランドの動画をYouTubeで見てとても楽しそうな場所だと思ったそう。 目を輝かせて語ってくれた彼女には、これからミャンマーにはない日本の良さをたくさん感じて、体験してもらいたいと思った。   将来の夢は、日本で介護福祉士として働いて、家族を招待すること。 日本での生活に胸を膨らませて、これから色々な場所に行ってみたいと語ってくれた。 また、「日本は本当に安全な国で、優しくて親切な方が多く、安心して働くことが出来ますので、迷っている方は是非一歩踏み出してみて下さい」とこれから日本で働こうとしている方に向けてのメッセージも話してくれた。 ピューピューアウンさんへインタビューを行い、ミャンマーでの自身の生活環境から介護福祉士を目指し、柔らかな雰囲気の中にとても熱い思いを感じました。 心優しく温かい介護福祉士として働く姿を楽しみにしています! 母国を離れて日本で働くというのは簡単なことではありませんが、日本で働きたいという気持ちをテクノスマイルがサポートいたします。 ピューピューアウンさんの他にもテクノスマイルグループで働く海外の方へインタビューをしていますので、是非そちらもご覧ください。 〈夢を抱いてやってきたミャンマーの若者たち〉 https://www.technosmile.co.jp/post/youngpeopleinmyanmar 〈日本で働くミャンマー人の生の声〉 https://www.technosmile.co.jp/post/whats-it-like-working-in-japan 〈熱い志を持ち日本へきたインドの青年〉 https://www.technosmile.co.jp/post/indian_youth_with_ambition

  • <ここがポイント>特定技能「介護」~職場にアジアから活力を~

    1)介護分野における特定技能の特徴 特定技能は、2019年4月に創設された、日本で働く海外出身の方に対して新たに設けられた在留資格制度の一つで、日本の深刻な人手不足を解消するために導入されました。 一定の技能と日本語能力を有する人材を受け入れることで、日本の産業や経済を活性化させることを目的としています。 国内では高齢化が進む一方で、介護職に従事する人材の確保が難しくなっています。 特定技能「介護」は人材不足を補うための一つの解決策として注目されています。 特定技能には1号と2号の資格がありますが、介護分野で対象となるのは1号のみです。 特定技能「介護」の資格を有すると、試験に合格することで最長5年間勤務が可能です。 5年を経過した後も国家資格の介護福祉士を取得できれば在留資格「介護」に移行できるため、永続的な勤務が可能となります。 こんなお悩みはありませんか? ・募集をしても全く応募がない ・入居希望者は多くいるものの、介護職員不足により受け入れができない ・職員が定着しない・・・など そんなお悩みは・・・ アジア各国の特定技能の若者たちが解決してくれます。 詳しいご相談はこちら https://www.technosmile.co.jp/support お問合せはこちら https://www.technosmile.co.jp/contact 2)現状 出入国在留管理庁の報告によると、2024年5月末現在(速報値)で245,784人の方が特定技能1号の資格を持って日本で就業しています。 そのうち介護の特定技能資格を持つのは35,636人で、全体の約14%を占めています。 特定技能1号の在留外国人数は年々右肩上がりで増加傾向にあって、多くの介護施設が特定技能に注目し、制度を活用していることが分かります。 ※出入国在留管理庁資料より※ 外国人材の受入れ及び共生社会実現に向けた取組(出入国在留管理庁HPより) 3)従事できる業務 身体介護 入浴の介助、着替えの手伝い、食事のサポート、排泄ケア、移動の補助などの身体的サポートを行います。 支援業務 お知らせなどの掲示物の貼りだしや物品の補充、レクリエーションの実施、簡単なリハビリや運動の補助など利用者の機能維持、現場で必要とされる業務全般の従事が可能です。 要介護者の自宅で行う訪問介護や、見守りサービス付き高齢者向け住宅などでの業務以外であれば従事することができ、就労可能な介護サービスが幅広いのが特徴です。 受入れ期間5年の上限があるものの、介護福祉士の国家試験に合格して在留資格「介護」へ移行すれば 長期的な勤務が見込まれ、人材の定着が期待される特定技能「介護」。 多様性を受け入れながら、誰もが働きやすい環境を整えることが受け入れ側には求められているのかもしれません。 テクノスマイルグループでは、日本語教育や日本での各種サポートサービスを通して、日本で介護職を目指す若者と事業者様とのマッチングのサポートを行っています。 「介護福祉士」の合格者も増えています。 詳しいご相談はこちら https://www.technosmile.co.jp/support お問合せはこちら https://www.technosmile.co.jp/contact こんな記事も読まれています 特定技能特集 ~押さえておきたい特定技能制度のポイント~ まだまだ少ない?外国人の介護福祉士 海外人材を活用する3つのメリットとは?

  • 転籍をどう防ぐ?育成就労制度へ向けた外国人スタッフとの関わり方

    外国人技能実習制度と特定技能制度の見直しについて、政府は2024年3月15日に技能実習に代わる新制度「育成就労」を新設する改正案を閣議決定しました。 育成就労制度の大きな特徴として、転籍が一定の要件の下で認められる点が挙げられます。 3年は転職不可だったものが、1~2年で転籍(転職)可となり、地方の受け入れ先ではせっかく一緒に働いてきた外国人材が都市部の企業に転籍してしまうのではないか、好条件の企業に流出してしまうのではないかと不安視する声が上がっています。 もちろんそれだけではなく、男女不平等や外国人差別、日本の独特なコミュニケーションの難しさに戸惑い、日本を離れる外国人も少なくありません。 長く同じ場所で働いてもらうために必要なことは何でしょうか。 まずは職場環境から整えてみませんか? すぐに実践できる外国人スタッフとの円滑なコミュニケーション方法をご紹介します。 1)オープンで明確なコミュニケーションを心がける 専門用語や難解な言葉は避け、シンプルでわかりやすい言葉を使いましょう。 要点を絞り、話のポイントを明確することも大切です。 2)アクティブリスニングの実践 アクティブリスニングとは、相手の話を聴きながら深く共感を示したり、話し手の発言を要約できたりするレベルで理解できる聴き方です。 相手の目を見て話をよく聞く事で、外国人スタッフは安心して話すことが出来ます。 日本人が苦手としているアイコンタクトを積極的に取り入れることで、より良い信頼関係が築けるかもしれませんね。 3)非言語コミュニケーションの活用 あくまでも日本語勉強中ということを念頭に、ジェスチャーや表情を上手く使い、意思を伝えましょう。 言葉だけでは伝わりにくい時も伝わりやすくなりますよ。 図や絵、スライドなどを用いて視覚的に情報を伝えることも効果的です。 4)文化的背景を理解する 宗教や文化的背景、国の習慣を理解し、尊重しましょう。 宗教的に食べることがNGな食材があったり、決まった時間にお祈りをする必要がある国もあります。日本では馴染のないことも多いですが、寄り添い、外国人スタッフのための環境づくりに努めましょう。 5)定期的なコミュニケーションの機会を設ける 定期的に合同ミーティングや個別面談を開催し、情報共有と意見交換の場を設けましょう。 個々のスタッフの意見や悩みを聞き相互理解をしていくことが大切です。 自分たちのことを理解してもらおうとするだけでなく、外国人スタッフを理解しようと歩み寄ることが、外国人スタッフを長期的な戦力として活用することにつながります。 2027年から開始予定の育成就労、職場環境を整え外国人スタッフを迎えましょう。 テクノスマイルグループでは海外人材との職場づくりのサポートを行っております。 詳しくはこちらをご覧ください。 https://www.technosmile.co.jp/support

  • 外国人と働く上で知っておきたい宗教の多様性 “イスラム教の食事への配慮”

    1) 豚肉を食べない イスラム教では聖典(コーラン)やハディース(預言者ムハンマドの言行録)の教えで豚肉を食べることが禁じられています。これは、豚肉がイスラム教において不浄なものであることに由来しているのですが、豚肉そのものだけでなく、加工品であるハムやソーセージ、またラードも禁止されるものに含まれるため、使用する際には配慮が必要です。 2) お酒を飲まない お酒の摂取も聖典で禁じられているため、職場での交流会等でお酒を勧めることは NGです。厳密には料理酒やみりんもアルコールに該当するため、調理法にも注意が必要です。 日本に来てビールを飲む方もいるようですが、母国でも同じことをすると、周りに良く思われず、恥ずかしい思いをすることになるのだそうです。 3)ハラルミート 豚肉は禁じられていますが、牛や鶏、羊などはイスラム法に則った屠殺法で処理された物であれば食べても良いことになっています。これを「ハラルミート」といい、日本にも「ハラル認証」を持つお店が少しずつ増えています。 ある日本の会社では、イスラム教徒の方のために食堂のメニューにハラル認証メニューを追加したなんて会社もあります。 4)ラマダン(断食月)について イスラム教では、年に 1 回ラマダン(断食月)という行事を行います。その期間中の 1 ヶ月間、日が出ている時間には一切の飲食が禁止されているため、無理に食事を勧めることは出来ません。ただし、日が沈んでいる間は飲食が可能です。 雰囲気としては日本の「お盆」に近い行事のようです。町や村では特別な雰囲気が広がり、夜にはモスクや家庭の周りで祈りが行われ、イスラム教徒は集まって一緒に食事を楽しみます。また、夜市や屋台が盛り上がり、特別なラマダン料理やスイーツが提供されます。 5)宗派ごとに違いがある 仏教と同じようにイスラム教も細かい宗派に分かれています。宗派によっても、また個人の考え方によっても前述した内容との違いがあるため、上記4つの点については個人差があると言われています。 現地の方に言わせると、 『現地を離れたら関係ない』 『日本に来たら日本に合わせる』 など割と柔軟に対応される方も多く見られることも。 事前に本人に確認されることをお勧めします。 テクノスマイルでは海外人材とのマッチングや生活支援などのサービスを行っております。 詳細は下記よりご確認ください。 ■グローバル人材事業 ■Project Voice(優良海外人材サポート) 日本語ができる優良海外人材とのマッチングや生活支援についてのお問い合わせはこちら。

  • インド特集その③『文化編』

    世界一の映画製作本数を誇るインド -映画大国インドの多様性- 1) インド映画の多様性 年間の映画製作数、映画館入場者数がともに世界一のインド。インドの魅力のひとつと言えば多様性ですが、その特徴は映画にも表れています。 ボリウッド=インド映画と思われがちですが、実は、北インドで広く話されるヒンディー語映画を指したもの。 インドには〇〇ウッドと呼ばれる映画界がいくつもあって、例えば、南インド映画の大きな映画界だけでも トリウッド(テルグ語映画) コリウッド(タミル語映画) サンダルウッド(カンナダ語映画)などなど。 トリウッドと言えば、記憶に新しいのは2021年製作の「RRR」。 いまだに日本の映画館で上映されているほど人気の作品です。 日本ではレストランとのコラボも果たしたんだとか。 また、コリウッドでは「ムトゥ 踊るマハラジャ」(1995)のラジニカーント(俳優・映画監督)が健在で、彼に続く大スターたちも活躍をみせています。 ちなみにインド映画の代名詞でもあるボリウッドですが、ここ数年は勢いが続く南インド映画に少々押され気味なんだそう。 2) ストーリーの先にあるインドの文化や歴史 インド映画には、インドの数ある神話や伝説を題材にすることも多く、インドの文化や歴史に興味を持ったり学んだりする良いきっかけになります。 日本でも大ヒットした「バーフバリ」(2015)(2017)は、古代インドの王国を背景にした冒険的なスペクタクル映画で、ご存知の方も多いのでは。 また、ヒューマンドラマのほか、社会問題も多く取り上げており、「K.G.F:CHAPTER 2」(2022)は「RRR」を抑えてインドの国内興行収入第1位となりました。 当時の歴史的な背景をもとにして、虐げられた人々の反乱や権力者たちの陰謀や暴力を描いています。映画はフィクションですが、インドの社会問題に対する批判的な視点を持っていると言えるのかもしれません。 3) インド映画の国際的な評価 近年、インド映画は作品の多様性と独自性で世界中の人々の注目を集めています。 例えば、インド映画特有の歌とダンスが散りばめられた「RRR」では、ダンスシーンが圧巻のダンスナンバー「ナートゥ・ナートゥ」が米アカデミー賞で歌曲賞に選ばれたほど。 他にもアカデミー賞のノミネートや、国際的な映画祭での評価など、その存在感はますます増しています。 日本でも新しい作品が次々に上映されているインド映画。 多言語国家インドで製作されたそれぞれの言語作品を通して、言語だけでなく文化や歴史を知るのも良いですね。 平均上映時間が2時間40分~50分と比較的⾧めではありますが、インド映画特有の歌とダンスを楽しみながら、異文化理解を深めてみてはいかがでしょうか。 国ごとの文化の違いを尊重してマッチング外人材サポート事業はこちら

  • インド特集その①『宗教編』

    仏教徒は意外に少ない?インドの宗教について 1)ヒンドゥー教 インド最大の宗教。人口の約80%を占めていて、多数の神々や女神、精霊を崇拝する多神教です。 聖典はヴェーダという、古代インドの宗教文書。 輪廻転生と業(カルマ)の法則、そして解脱への追求が主な概念です。 有名なカーストは、ヒンドゥー教の原理と深く関わっており、法律上は廃止された現在でも、インドに根強く残っています。 牛が神聖な動物として崇拝されているのもヒンドゥー教です。 ところで、インドの各ご家庭には、大なり小なり祭壇が設けられているとか。 日本でいう、お仏壇と神棚が合わさったようなイメージですね。 現代の日本では仏壇や神棚を置くご家庭は減りつつありますが、インドでは今でも祭壇を置くご家庭が多いのだそうです。 また、ヒンドゥー教は日本の仏教や神道とも繋がりが深く、例えば、七福神で有名な神様は 大黒天様・・・ヒンドゥー教のシヴァ神 毘沙門天様や弁財天様・・・ヒンドゥー教の神々 それぞれ由来してるというから、興味深いですよね。 2) イスラム教 イスラム教はインドで2番目に大きな宗教(約14.2%)で、アッラーを唯一の神とする一神教です。 聖典はコーラン。 インドの人口約14億人(2021年世銀資料)に対し、イスラム教徒は約1億8000万人 (2011年国勢調査) 。 日本の人口(約1億2330万人)以上のインド人がイスラム教を信仰していて、世界的には信者が多い国なんです。 ムスリム(イスラム教徒)は、主に北部と東部の地域に集中しており、一日数回モスクに向かってお祈りをしたり、ラマダン(断食月)やハッジ(巡礼)などの行事を祝います。 豚肉を食べることが禁じられているのもイスラム教です。 3)キリスト教 インドではキリスト教も信仰されていて(約2.3%)、主に西部と南部の地域に集中しています。 キリスト教は救世主イエス・キリストへの信仰に基づき、カトリック、プロテスタント、オーソドックスなど、さまざまな教派が存在します。 教派によって異なりますが、礼拝や聖書の読解、キリスト教の祭りなどが一般的です。 日本でも有名な宣教師フランシスコ・ザビエルですが、実はインドのゴアにある世界遺産ボム・ジェズ教会に遺体が安置されています。 世界中からカトリック信者がゴアに集まり、信仰の対象になっているとか。 ザビエルの実体が現存していることに驚きですが、安置されているのがインドいうのも意外ですね。 4)シク教(シーク教) シク教はグル・ナーナクがインドで始めた宗教( 1.7%)です。 信者の数もインドが圧倒的に多く世界一(1位インド約2300万人 2位アメリカ約70万人)。 インドでターバンを巻いている男性はシク教徒の方なのだそう。 パンジャーブ地方のゴールデン寺院が総本山として有名です。 公益奉仕のため、世界中のシク教寺院にて無料で食事を提供する(ランガル)があります。 ここでは性別・民族・国籍・身分・肌の色関係無く、どなたでも床に座って食事をいただくことが出来ます。 5)仏教 インドは『仏教発祥の地』とされていますが、信者は意外に少なく、人口の0.7%、数で言うと840万人ほどです。 7〜8世紀に、仏教とヒンドゥー教の対立の中でイスラム勢力が侵攻し、仏教徒がイスラム教に改宗するなどして仏教が衰退したのだそう。 現代のインドでは、特に西ベンガル州や北東部の一部に信者が集中しています。 創始者はブッダ(ゴータマ・シッダール)で、仏教の核心教義は「四諦」と「八正道」。 仏教は苦しみを克服し、悟りを開くための教えであり、慈悲と非暴力を説いています。 他にもインドでは、バラモン教やジャイナ教・ゾロアスター教など、多様な宗教の人が入り混じって暮らしています。宗教の数だけ価値観も多種多様。 多様性の国インドを理解するには 「自分とは異なるものを受け入れる心」 を持つことが大事だと言われております。 宗教の数だけ考え方・価値観もひとそれぞれ。 まずはインドの宗教について学んでみることが、インドを理解する近道かもしれませんね。 テクノスマイルグループ ではたくさんの海外の方が活躍されています! 詳しくはこちら

  • 世界人口ランキング第4位の国インドネシア ~インドネシア人材のこれだけは押さえておきたい5つの特徴~

    1) 礼儀正しい 相手を尊重し、礼儀正しい態度を大切にします。挨拶やお辞儀などの行動が一般的であり、敬意を示すことが重視されます。 2) 社交的 社交的で友好的な傾向があり、基本的に楽観的でポジティブな性格の人が多いようです。また、相互扶助の意識が強く、心遣いができると言われています。 3)人のミスを責めない 小さいころから叱られ慣れておらず、人のミスを責めない環境で育ったインドネシア人は、人前で注意を受けると侮辱されたと捉える傾向にあります。ただ、誰でも人前で叱られることは嫌がりますよね。 仮に、仕事に関して注意しなければならないことがあったときは、人前ではなく個別に、そして感情的にならずに的確に伝えることが大切だと言われています。 4)時間の感覚がルーズ インドネシアには「ゴム時間(Jam Karet)」という言葉があります。「時間はゴムの様に伸び縮みする」という意味で、約束や予定の時間に対する柔軟な態度を指すのだそうです。こういった時間感覚を持つインドネシア人とのビジネスにおいては、約束の時間に間に合わないなどのトラブルが多く起こるとも言われています。当然日本は、『時間厳守』の国であることから、時間を守ることはビジネスの基本であると事前に指導し、理解をしてもらうことが大事です。 5)イスラム教を信仰 インドネシアはイスラム教が最も広く信仰(人口の約87%)されている国です。そのため、礼拝に対する配慮(礼拝場所や休憩時間)が必要となります。また、ハラル認証(宗教と食品衛生の専門家が検査をし、イスラム法によって「許されたもの」かどうかを保証する制度)を受けた食べ物しか食べない方や、女性の中ではヒジャブ(頭部を覆い、髪を隠すスカーフやヘッドカバー)を着けられる方がいらっしゃるため、食べ物や服装に対する配慮も必要です。一般的にイスラム教は戒律が厳しいというイメージがありますが、インドネシアのイスラム教は、社会状況や個人の事情、地域の文化や習慣などと折り合いをつけながら柔軟性をもって信仰されているため、比較的寛容だと言われています。そのため、例えば礼拝に関しては日本の文化や就業先に合わせて可能な範囲で行うなど柔軟な対応をされる方が多くいらっしゃるようです。 イスラム教や礼拝時間についての理解を深めるために、会社側が日本人スタッフへ事前教育をするなど、働きやすい職場環境の提供を実践している会社が増えています。日本でも多様性への理解がどんどん進むといいですね。 海外人材とのマッチングや生活支援など海外人材サポート事業はこちら

  • 南インドからの新しい風

    活力あふれる技術人材が育つ南インドの4つの魅力 1)国民性 広大な国土を有するインドですが、文化や人種面などで大きく「北インド」と「南インド」の二つに分けて語られます。 「北インド」はアーリア人が多く、「南インド」はドラヴィダ人と呼ばれる民族が人口の多くを占めるなど、「北インド」の人々とは対照的で、外見だけでも北と南ではかなり違うと言われています。 インドを観光で訪れた人は「激しい客引きや押し売りに辟易する」という話しをよく聞きますが、どちらかというと北インドがその傾向が顕著で、逆に南インドではあまり感じないとか。 南インド人の気質として一般的に知られているのは、穏和で争いを好まず、のんびり穏やか。 その上、堅実で真面目なため、日本人との相性も良いと言われています。 2)海外への就労を希望する背景 インドは2023年半ばには中国を追い越し、世界最大規模の労働人口を抱える国ですが、仕事の需要がないため毎年膨大な数の余剰労働者が発生し、1日約1ドルで暮らす貧困ライン人口は4億人弱にのぼります。 中には工学や実業訓練課程などの教育を終了したのに仕事がないという、高学歴失業者が存在するというのが実情です。 このように、たとえ優秀であっても国内での就労が難しいため、海外で働くことを希望する人材が多くなっています。 テクノスマイルの海外人材サポート事業はこちら 3)言葉の壁 南インドではタミル語が多く使用されていますが、日本語と文法や文法構成の語順が似ていると言われています。 そのため、他の国に比べると日本語の習得が早い傾向にあるようです。 また、インドでは日系企業の進出により日本語を勉強する学生が増えているため、日本語学校も多く、私立の技術系大学で日本語コースを開設したり、学位取得が可能な大学もあります。 インドは歴史上の背景もあり、英語が準公用語に指定されています。 そのため英語を話せる人も多く、簡単な英単語のやり取りでもコミュニケーションがとれるようです。 テクノスマイルグループのサービス。いつでもどこでも日本語学習が可能です。 4)技術者が育つ南インド 失業者の多いインドですが、日本で就業している方は他の国に比べると決して多くありません。 日本に対して、スズキやトヨタ、パナソニック、ソニーなどの日系企業の影響で、「技術が優れている国」という印象はあるものの、やはり英語圏であるアメリカや中東諸国と比べると情報は圧倒的に少なく「あまりよくわからない国」という印象を持たれているようです。 インド南部には世界的に有名な「インド工科大学(インド全土に23校)」の7割があり、優秀な技術者が多く育っています。 そんな人材を日本企業が採用するには、もっと、「情報の発信」が必要なのかもしれません。

  • 日本人の当たり前が当たり前じゃない!? 外国人が感じる日本人の不思議5選

    こんなに増えた外国人 令和5年末の在留外国人数は、341万992人(前年末比33万5,779人、10.9%増)で、過去最高を更新しています(出入国在留管理庁HPより)。 日本の少子高齢化による人手不足は年々深刻化している為、現在政府は外国人労働者を積極的に受け入れる制度を整えています。 これからも増えると予想されている外国人との共存について考えてみましょう。 外国から来た人たちにとって、日本人の日常にはたくさんの驚き・戸惑いがあります。 日本人の「当たり前」が必ずしも「当たり前」ではないと感じることがあるそう。 今回は外国人が日本で働く際に不思議だと思っていることをご紹介します。 1)電車内での静かな振る舞いや整然とした待ち行列など、日本の秩序やマナー 日本人の礼儀正しさは世界でも有名なのではないのでしょうか? 整列して電車を待つ、公共の場所では大きな声を出さない、携帯も常にマナーモード・・・このように周囲の方に気を配り配慮する。これが日本での当たり前です。 日本人のマナーが良い、礼儀正しいと言われる理由として、幼少期からの教育と言われています。 多くのマナーやルールに従って皆生活をしています。 当たり前の様で、外国ではなかなかそうはいかないようです。 皆初めての経験、やさしく教えてあげましょう。 2)あいづちやうなずきの表現 日本人はよくあいづちを打ちます。 頭を縦に振り「うんうん」「へえ~」「なるほど」など、それは相手に、きちんと話を聞いているという安心感を与えます。 しかし、海外の文化によってはあいづちが失礼だったり、反対に「本当に聞いているの?」と思わせてしまったり、せかされている気分にさせることもあるようです。 無意識にしている行為や、良かれと思ってやっていることが、海外ではよくない意味になることがあるので、気を付けたいところです。 3)日本人のお辞儀 お辞儀文化が驚かれるのは、その用途の多様さゆえです。 アジア諸国ではお辞儀文化は浸透していますが、世界的にみると挨拶=握手とする国が多いです。 挨拶をするとき、謝罪する時、目の前に相手がいない電話中でさえお辞儀をする日本の光景は不思議に感じるようです。 「45度」「30度」「15度」と、お辞儀の角度で意味が変わることも説明してあげましょう。 4)協調性の強さ 古来より集団を重んじるルールがあると言われており、集団が個人より大切にされてきました。 日本には「空気を読む」や「オブラートに包む」などの言葉がある通り、自分の意見をストレートに言うのを避けて、表情や文脈から相手の真意を理解し、集団行動を乱さないよう心掛ける文化があります。 ストレートに物事を伝える傾向の強い外国人の方の中には、言われたことの真意を掴むことが出来なかったり、こういった曖昧さを不便だと感じる方も少なくないです。 5)挨拶や礼儀の重要性 外国にも「ヒエラルキー」といったような言葉がありますが、日本では先輩・後輩 上司・部下といった言葉があるように、目上の方・ご年配の方を重んじる習慣があります。 日本語に尊敬語・丁寧語・謙譲語があり話す人によって使い分けるのも世界的に珍しいです。 また、仕事の前にきちんとした挨拶が求められ、礼儀正しい態度が仕事への姿勢を示す重要な要素となっています。 敬語の使い方や上下関係のあり方も、外国人にとっては理解しづらい面かもしれません。 現在日本で働く外国人の数は約200万人を突破、日本に住む外国人の約60%です。 そんな中、受け入れる日本人と外国人とのミスマッチなニュースも目にする機会が増えてきました。 日本人にとっては当たり前のことが、外国人にとっては新鮮でありながらも理解しにくい面もあります。 母国でなく、日本を選んでくれた外国の方と上手くコミュニケーションをとるため、外国の方を理解し、お互いを尊重しつづけていきたいですね。 テクノスマイルでは、企業様に送り出す前の研修で日本語教育だけでなく、生活する上での知識や教養も教育しています。 入社してから、日本の当たり前に戸惑うことなく生活できるので、いち早く職場に溶け込んでいます。 そんな海外人材にご興味がありましたらこちらよりお問い合わせください。 弊社の海外人材サービスについて知りたい方 https://www.technosmile.co.jp/support   海外人材研修について知りたい方 https://www.poh.co.jp/ 具体的なお問い合わせはこちら https://www.technosmile.co.jp/contact

  • ミャンマーについてもっと知ろう② ~ミャンマーの親日性の背景とは~ 

    1)歴史的背景 ~ビルマのたてごとから開発支援まで~ ミャンマーがイギリスの植民地であった第二次世界大戦中、日本は、ミャンマーが独立するための援助や協力を行ったことにより、インドネシアやフィリピンなどと同様に、戦後もなおその友好的なイメージが残りました。 また、戦後も日本はミャンマーに対して経済的な協力や開発支援を行ってきました。 ミャンマーに対して多くの開発プロジェクトを実施し、インフラの整備や教育、医療などに貢献しています。 これらによって、 ミャンマー国民は日本を信頼し、親しみを持つようになった とされています。 2)仏教の信仰、伝統的な価値観  ~日本の国民性との親和性~ ミャンマーは、国民の約9割が仏教徒です。 日本で信仰されている仏教のほとんどが大乗仏教(お釈迦様の教えを広く大衆に広め、すべての人々を救うことを目指す)であるのに対し、ミャンマーは上座部仏教(戒律を厳格に守り自己の悟りを得ることを目指す)を熱心に信仰しています。 瞑想や参拝を日常的に行う方が多いのが上座部仏教の特徴です。 ミャンマー人は仏教の教えから、目上の人を敬う、約束をしっかり守る、思いやりの心で人に接するなど、 日本人に近い価値観を持っていると言われています。 素直で真面目、控えめな性格の方が多いのも特徴で、自己主張が少ない日本人とは相性が良いとされています。 3)日本文化への興味 ミャンマーの若者世代は、日本の文化やエンターテイメントに興味を持つ方が多く、日本のアニメや漫画はミャンマーでも人気があります(ワンピース・ナルト・進撃の巨人など)。 また、日本製の家電や車も、質が良く丈夫で⾧持ちと評価が高く、新品のみならずリユース製品も大変親しまれています。 ミャンマーの街中では、日本メーカーの車はもちろん、恐らく以前は日本で使われていたであろう日本語が書かれたバスやトラックも沢山見ることができます。 最近では韓国のエンターテイメントや韓国製品への注目度が高く、韓国ドラマやアイドル、コスメに興味を持つ若者も増えていますが、日本ブランド力もまだまだ高い傾向にあるようです。 4)日本への留学や就労を希望するミャンマー人の増加  ~経済的混乱と日本での就労志向~ ミャンマーでは現在も情勢不安が続いており、国を出て海外で働きたいと願う若者が増えています。 昨年の7月2日に実施された日本語能力試験(JLPT)ではミャンマーの応募者数が10万人を超えていて、前回2022年12月の応募者数(5万人超)と比較すると約2倍に急増しています。 2021年のクーデター以降、教育現場では多くの教員が辞職したことや大学を中退する若者が増加したことにより高等教育が受けられない若者が増え、就職事情も悪化しています。 新型コロナウイルスの収束も追い風となり、日本を目指す若者が急増しています。 国内の情勢が不安定なミャンマーでは、日本への留学や就労を希望する方が増加しています。 ミャンマーを理解することは、ミャンマーの方々が安心して学び働く環境を提供することに繋がるのかもしれません。

  • 日本を舞台に挑む、熱い志を持つ若きインドの青年

    こんにちは!テクノスマイル広報です。 今回は、入社したばかりのインド人 “ハリッシュさん”にインタビューをしました。 日本に来て間もないですが、強い目標を持って移住した彼に日本の生活で驚いたことや、日本での目標等を聞いてみましたので、是非ご覧ください。 【笑顔が素敵なハリッシュさん】 ハリッシュさんは、インドのタルミナードゥ州出身。 タルミナードゥ州にあるアンナ大学 機械工学を卒業し、4月より大手自動車メーカーでCAE解析の仕事をしている。 日本で働くきっかけは、インドで働いていた時の日本への転勤。 初めて来た時、日本人の優しい人柄とおもてなしがとても心に響いて日本を好きになったそう。 日本に来てからは、インドとの違いをたくさん感じるという。 例えば、電車の遮断機の待ち時間。 日本だと数十秒~数分だが、インドでは15分間も降りたままのことがあるのだとか。 日本だと大渋滞が起き、一大ニュースになるだろう。 また、インドでは日本より温泉の数がかなり少ない。 温泉が湧くことがとても珍しい為、神様が宿っていると考えられ、“聖地“として崇められて寺院が建てられる。 入泉する際も、日本は基本的に衣服を全て脱いで入るが、インドでは性別に関わらず、下の水着を着用して入るのが一般的なのだそう。 “食”については、「グラブジャムン」というスイーツが有名。 日本人には信じられないくらい甘いようで、日本の友人と一緒に食べに行った際には、日本人は甘すぎて一口も食べられなかったという。 どのくらい甘いのか、一度は体験してみたいものだ。 また、北インドでは小麦・南インドではお米を食べる習慣が多いようで、私たち日本人がイメージする“ナン”は、あまり食べないのだそう。 代わりに、 “チャパティ”と呼ばれる平たいパンのようなものがライスやカレーと一緒に食べられている。 ナンは小麦粉や強力粉を使い、タンドールという窯で作られるが、チャパティは全粒粉を使ってフライパンで作ることが出来る為、家庭で作ることが出来る手軽さが親しまれる理由のようだ。 インドの食べ物でイメージする人も多いカレーだが、ここで疑問が生まれた。 日本でも有名な「カレーハウスcoco壱番屋」はカレーの本場インド人の方が食べたらどのように感じるのだろう。 ハリッシュさんや知り合いのインド人に聞いてみたところ、スパイスの風味がインドで食べるカレーと似ていて、とても美味しいと感じるとのこと。 日本の食のクオリティの高さを感じ、なんだか嬉しくなった。 だが辛さに関しては、日本で1番辛い種類を食べても普通の辛さに感じ、物足りなさも感じるとのこと。 インドの方は甘さにも辛さにもとても強く、日本人と味覚の違いがこんなに違うのだと面白く感じた。 ハリッシュさんがテクノスマイルに入社した理由は、日本への移住から入社までのサポートをしてくれたテクノロジー事業部の冨山さん・鈴木さん等の対応がとても親切だったことが決め手になったそう。 特に冨山さんとは年齢が近いこともあり、困ったときには何でも相談できるほど仲の良い関係になったそうだ。 【入国をサポートした冨山さん(右)とのツーショット】 これから挑戦したいことは、「日本語能力検定N2今年取得」と「幅広く様々な業務を経験すること・知識や知見を増やしたい」とのこと。 高い志を持って真剣に仕事に取り組む姿は、強い向上心と目標に向かう熱い姿勢が感じられた。   また、仕事以外では「旅行にたくさん行きたい」・「日本で免許を取得して車を購入したい」という。 仕事もプライベートも充実させようとする姿は、日本での生活をとても楽しみにしているように感じた。 最後に将来の夢について聞いてみた。 将来は、自動車を販売する会社を立ち上げ、会社の代表として、既存の車をより手にしやすい価格で・より高機能な車を販売することに挑戦したいという。 今回インタビューをさせていただき、日本に来る前から高い志を持ち、自身の掲げる目標に向かって日々の仕事を一生懸命頑張っている姿がとても印象的でした。 今後、彼の努力が実を結び、夢が叶えられるよう応援しています。

  • 世界が注目するインド製造業の中枢 ~タミルナードゥ州の知っておきたい5つの魅力~

    1)地域性 インドの南東部に位置し、州人口は 7,597 万人(全人口の 5.8%に相当)。 州都はチェンナイ(旧マドラス)、主な言語は州人口の約90%の方が話すタミル語です。 タミルナードゥ州はアジアの交易の窓口として昔から栄えている地域で、現在も様々な製造業の会社が進出する、インド内トップのインド製造業の中心地です。 進出している日系企業は200社589拠点(2020年現在。ジェトロ調べ)で、現地日本人は推定800人ほど。 これほど多くの日本人が住む州は、インドでも珍しいそう。 また、州都チェンナイはインドのデトロイトと呼ばれ、世界中から製造業が進出する、自動車産業の中心地となっています。 2)寛容な食文化 タミルナードゥ州は基本的に米食で、床に座ってバナナの葉の上にのせた料理を右手で混ぜながら食べる「ミールス」という食事スタイルです。 北インドはベジタリアンが多いとされていますが、南インドのタミルナードゥ州にはヒンドゥー教徒の中にも肉を食べる方が多くいらっしゃるとか。 ⾧い海岸線(インド国内で 2 番目に⾧い1,076 km)に面した土地柄から漁業が盛んで、干した魚やスルメを食べる習慣もあります。 インドの中でも比較的おおらかな食文化を持つタミルナードゥ州は、肉や魚介を食べる日本人にとって、馴染みやすい地域と言えそうですね。 3)伝統的なストリートアート「コーラム」 タミルナードゥ州ではコーラムという、毎朝玄関先の地面を綺麗にして米粉や色粉で文様や絵を描く習わしがあります。 描くのはその家の主婦で、かつては一種の花嫁修業でもあったとか。 普段は白一色でシンプルに描かれ、お祝いやお祭りの時期には色とりどりのコーラムが華やかに描かれます。 毎日描いては消えていく儚き美は、日本人の散り際の美学にも通じるものがありますね。 4)理系人材の輩出がインド最大 インド国内で優秀な理系人材を最も多く輩出する、インドNo.1の州です。 タミルナードゥ州の人々は温和さと勤勉さを持ち日本企業との相性も良いため、進出している日本企業からは人の定着率が高いと評判です。 ベンガルール(バンガロール)ほど人件費も高騰しておらず、優秀な理系人材を獲得しやすい地域であるとも言われています。 5)製造業の進出がインド国内トップ 州の西南部に位置する、タミルナードゥ州第2の都市コインバトールは製造業の街で、チェンナイに次ぐ第2のソフトウェアの街としても有名です。 世界中の大手企業がコインバトールにオフィスを構えています。 教育分野においては、優れた工科大学やビジネススクールが集まる学術都市としての側面も持ち合わせており、次世代の技術者や起業家を育成する場となっています。 理系志向が強いインドでは、毎年多くの若者が理系の大学を卒業するものの、就職できるのは1/3程度で残りの学生は仕事が見つからないという、深刻な就職難が社会問題となっています。 一方、日本では、IT人材が2030年に最大で79万人不足するとの試算も出ていて、今後ますます海外人材を活用する動きが加速すると予想される状況です。 働き口が足りないインドと人材が足りない日本。 お互いの不足を補い合うことが問題解決の鍵となるかもしれません。

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